彼は痛めつけられた。

彼は苦しんだが、口を開かない。


ほふり場に引かれて行く小羊のように、
毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。     
               
 


しいたげと、さばきによって彼は取り去られた。彼の時代のもので、誰が思ったことだろう。

彼が私の民のそむきの罪のために打たれ、生ける者の地から絶たれたことを。

イザヤ書53:7-8



 「地に落ちて死ぬ、そういう一粒の麦となる事を、もし拒否するならば、その時私はカルバリの愛を全く知らない」

 「捨ててしまった筈の罪をもし何時までも心に残すならば、その時私はカルバリの愛を知らない」


 エミー・カーマイケル